金大星蔵びらき

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「よこぜ、いこーぜ!」が合言葉

「金大星蔵びらき」とは、横瀬地区で行われる「酒・食・歴史・花」イベントである。

「金大星」はイベントの中心となる丸山酒造の代表銘柄。同酒造、東西両どなりのフラワー&グリーン「リーフ」、真言宗寺院「華蔵寺」を会場として、2012年5月13日(日)に第1回が行われた。サブタイトル「深谷〈のみたべ〉まつり」、すっかり定着したキャッチコピー「よこぜ、いこーぜ!」は2013年4月21日の第2回も継承されている。

第1回は予想を上回る来場者があり、従来にない日本酒、食のまつりとして注目を浴びた。第2回も基本的な考えは変わらないという。

主催 「金大星蔵びらき」事務局(丸山酒造内)、企画協力 風土飲食研究会、後援 深谷市。

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「在」(ざい=いなか、農村部)のまつり

第1回の「金大星 蔵びらき」は、どのような点でほかの同趣向のイベントと違っていたのだろう。まず会場のユニークさがあげられる。

会場の深谷市横瀬、中心の丸山酒造は埼玉最北の酒蔵。市中心、中山道から七キロほど離れた「在」(ざい=いなかのこと)、農村部にある。都市部にあることが多い酒蔵が畑の真ん中にあるのは、利根川水運がさかんだった江戸〜明治期につくられた酒蔵としての歴史と関係が深い。両となりの「華蔵寺」、「リーフ」も加えたマルティプルテーマ・カントリーサイド型のまつりの成功は、街中に偏重しがちな最近のイベントの傾向に疑問を投げかけ、世の多くの「在」の民にヒントと勇気を与えた。

「子どもやお酒の飲めない人にもうれしい」酒のまつり

企画の中心である丸山酒造杜氏が抱いていた思いは、30年前ほどは酒類の王様だった日本酒の復権。それには旧来の日本酒ファン、いわゆる「のんべえ」だけに訴えるだけでは意味がないと杜氏、企画協力の風土飲食研究会は考えた。

結果として、内陸部の魚「どぜうつかみどり」や、酒を材料にしたお菓子、酒文化に迫る料理パフォーマンス、酒関連の手づくり品などで、子どもや酒を飲めない層にもアピール。古来から続く酒文化を子どもたちから遠ざけようとする昨今の風潮をもう一度考えさせるため、地元の俳優今井雄一が演じ、マンガ家宮島健太郎<ref>第1回、2回のチラシイラストも担当</ref>作画による実話をもとにした紙芝居も上演された。

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「近くを掘り下げる」食のまつり

地域の「酒・食・歴史・花」文化を伝えよう。文化の伝承者を自認する主催者・企画協力者がいちばんに考えたのは、深谷横瀬のまわり、近くにあるもののよさを再発見して、近くの、または日本酒に惹かれてやって来る遠くの人々に提案しようという試みだった。この思想は、漬物をタネにした「深谷寿司」。在来大豆豆腐の酒粕漬けなどに現れている。

「ここにあるもので ここの人々がつくる ここだけで感じられる 〈のみたべ〉まつり」

主催者、風土飲食研究会は、以上3点の特色をそのまま第2回のテーマとして再確認。予想以上の来場者があった第1回の最大の反省だった、5月第2週の在での開催のため、コバエが多くて「漬物BAR」などいくつかの催しを中止せざるをえなかった<ref>妻沼重右ヱ門の五家寶実演、天之美禄の「深谷寿司」、パンチェ・ピエーナの「深谷の料理ショー」などはコバエと格闘しながらのパフォーマンスとなったが、「これハエついちゃったんですけど」と食のパフォーマーがいうのに、「それでいいから食べたい。それをくれ」という客が続出。かねてから巨大な食の問題として風土飲食研究会が話題にしていた近年の過清潔的な食管理が、それほど人々が求めているものでない単なる幻想に過ぎないことがわかった点では大きな収穫だったと、後日、会のメンバーは語っている</ref>開催期をハエが出ないだろう4月の連休前に移した。さらに多くの「食の表現者」がこの時期、埼玉県北ならでのまつりにしようと、わざと考えをしぼっている。

第2回のサブ・サブテーマとして、風土飲食研究会報道部は「ここにあるもので ここの人々がつくる ここだけで感じられる 〈のみたべ〉まつり」を掲げた。

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近くのおいしい21出店・近くの楽しい10パフォーマンス

第2回の顔ぶれと内容は以下のような予定。一部ゲストを除いて、志に賛同した深谷周辺表現者が集っている(いずれも決定順。変更の場合あり)。


丸山酒店(横瀬)「 酒、飲料、食品販売、日本酒「のみくらーべ」

深谷のもやし屋飯塚商店( 新井)「深谷もやしのつかみどり、深谷もやしナムル、発芽大豆の塩茹で、もやし栽培キット販売」

マルツ食品( 岡部)「漬物バー、究極の漬物茶漬け、たけうめチュッチュ」

うどん茶屋三男坊(宿根)「 筍と野蒜、もやしの天ぷら、どじょうや沢がにの活き揚げ、手打ちうどん実演販売」

天之美禄(熊谷)「 丸山酒造の日本酒を使ったオリジナルカクテルバー」

とうふ工房( 大谷)「在来大豆で作った豆腐、金大星の酒粕に漬けた豆腐の粕漬け、豆腐だけでこねた白玉団子」

富士屋(仲町)「 サンドウィッチ、創作パン」

パンチャ・ピエーナ(宿根)「 Fukaya-Italianoの漬物アンチパストミスト(前菜)、酒粕グラタン、金大星ゼリー」

宝屋(戸森)「宝屋特製、子豚の金大星丸焼き」

やまだ家(田谷)「 酒の味を活かした創作和食惣菜」

スタンド割烹三善(西島)「 ネギ串カツ、たけのこご飯」

深谷4H「 深谷の若手農家による軽トラ野菜販売」

荻野農園(横瀬)「 やきそば、野菜販売」

グッドラック(新戒)「 革製品販売、レザークラフト体験」

酒蔵いさむ(下手計)「 たこやき」

澤田園(深谷)「 抹茶と和菓子のセットで野点、最中アイス販売」

栗田農園(横瀬)「野菜販売」

Sプロジェクト「 民芸品」(東京日本橋)

風布にじます釣り堀センター(寄居)「にじますのつかみどり、塩焼き&から揚げ、金大星の酒粕を使った粕漬け、借金なし大豆もやしと粕漬けを使ったチャンチャン焼き販売」

cafe NINOKURA(本庄)「仕込水コーヒー〈金大星スペシャル〉、茹で塩豆、大豆おにぎり、酒粕お菓子、蕗など季節のおつまみ、〈いらず〉いらず小市」

利根川HAN-RUN軍(本部江原)「 掘り立てたけのこ直火焼き販売」


ミルクおやじ(東方)「即興ライブ」

ミック入来( ゲスト・フロム・川崎)「野菜ロックのライブ」

こたつじゃっく(埼玉県北)「アコースティックライブ」

こまどり社(東方)「即興パフォーマンス」、

深谷書道ガルボイズ「 食をテーマに書道パフォーマンス」

埼玉工業大学( 普済寺)「フレアーバーテンディング」

丸山酒造(横瀬)「 酒蔵見学、どじょうつかみどり、がらがら抽選会」

鶴田健次(岡部)「 わさび漬け実演」

風布にじます釣り堀センター(寄居)「 にじます解体ショー&刺身サービス」

飛び入り酔客「日本酒へのラブレター」(日本酒への愛蔵を語る言論コンテスト。参加者は当日受付)

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第2回直前折込用チラシ(表面)

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第2回直前折込用チラシ(裏面)

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第1回直前折込用チラシ(表面)

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第1回直前折込用チラシ(裏面)

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第1回商工会員配布用チラシ(表面。配布はモノクロ印刷)

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第1回の模様。「紙芝居」の上演


丸山酒造ホームページ「第1回会場の様子」